ヒカリNTT

ヤベー奴来ちゃったよ編 51 ボツった供養

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「…ふぅ…オチツイタ。…私、たぶん日本人100人に聞いたら98人くらいは日本国籍持ってる日本生まれ日本育ちの江戸っ子に見えるハズだけど」

「ここ江戸じゃないよ」

「ソーダネ知ってる」

「えっと…江戸じゃなかったらどこ?常陸?武蔵?」

「関東ばっかやんけ」

ジョウリクってどこだよって思った人はググりなさい。因みにジョウリクじゃねぇよ、ヒタチだぜ。武蔵は…あの、ムサシコスギかなんか…東京らへんにあんだろ、そこだよ(テキトー)。ていうかマニアックな奴ダナ、なんで旧国名なんだか…。付いていけてる私博学じゃない!?

「私はあっこだ、山城あたりだ(大噓)」

「へェ!山城国一揆があった、あの!」

「そーそ、そこダヨ」

まんまとしょうもない嘘に騙された女子2を皮切りに、女子5人ほどの軍勢は怒涛の質問ラッシュで左賀を破滅に導きかけt「そう簡単に滅んでたまるか」

どうして今転校してきたの、だとか、前の学校を辞めた?理由はなんだ、とか、好きな食べ物やら家の場所やら血液型も訊いてきた。教科書無かったみたいだけど、それは何故?なんていう珍しくまとも(?)な質問も中には混ざっていたが、答える間もなく次の問いが飛んでくる忙しさ故、左賀は脳みそが溶ける…演技をすることにした。

演技ばっかじゃねぇか、嘘つきヤローだなって思った人、出て来なさい。これは嘘ではなく、保身なのだということを教えてあげよう。返り討ちにしてくれるわァ!!…エ?返り討ちにされるのは私の方なの?じゃあ正当防衛で。←?

「う”あ”ぁぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあああああぁああああぁぁ!!」

「キャッ、なに…?どしたの…左賀サン…」

「キャッ、だってヨ。かわいいなぁおい。ハハッ、どうした?お隣さん、もう昼は食べ終わったのかい?」

「……………」

「無視するたぁいい度胸じゃねぇか…ハハハハハハハ…」

「左賀サン!飛川クンが困ってるじゃない!かわいそうヨ!」

「可哀ソウ…?本当ニ?」

「え、なに、こわ」

「貴様のキャラ崩壊が”こわ”だぜ女子2」

「私女子4よ」

至極不毛で、情けないくらいの言い合いの最中、脇毛の生えた自由の女神が何度も何度も、土下座を超えた謝罪をしてきた。私に。自由の女神でも謝ることあるんダナァ…。「わきげぼーぼーじゆーのめがみッ!」新鮮な気持ちで、明日からは新たな日々へと旅立って行く卒業生たちとの記念撮影にいそしむ日々。矛盾。もう卒業してしまったものをいつまでも引き留めるのは迷惑なことだろうと考える頭は持っているのに応用できない、だからフィルムカメラの残り枚数がすぐに尽きるんだ。スマホの写真のメモリがすぐパンパンになるんだ。

「チョット、借りるワヨ」