ヤベー奴来ちゃったよ編 43

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「アァー…終わったァー…」

うんと伸びをする左賀。実は眠ったふりをしていただけだったのだが、ドッキリを仕掛けてそのまま忘れてしまうように、いつの間にか寝落ちしていた。はっきりわかるくらい堂々と寝ていたはずだが先生に注意されなかった。初日にしてはやくも呆れられたのか、とまともな考えが過るが、直後、”目が悪かったんダナ、バレなくてラッキー”で結論付けた左賀だった。

まぁ…ちょっと自由人なんだけど時間割表持ってないしさ、許してやってよ。というか書いてる私がご都合主義っぽいなぁって思ってるからさ、ここのシーンはなんか見苦しいよね、ホントサーセン

「ネー、次何時間目?」

お隣さんに問うてみる。腹の中では「どーせ2時間目ダロ」と確信を持っているが、先ほどこいつとは関わり合いになろう(?)、激しく関わろうと決めたので、絡んだ。なんだか”激しく関わる”ってえろいな。ネ、そう思わんか?

「………3」

「は」

今__、さん、つった…?さん?三?エ、3??いつの間に!?そんな寝てたわけ!?…いやいやなわけ。私は眠りが浅い派閥だし、カフェインが効き始める30分くらいしかいつも寝ないもんね(嘘)。……あぁ、ここの学校、2が無いのか。そういうコトネ。

「フーン、じゃ次何のジュギョーなの?」

「…国g」

「マタカヨ」

「嘘」

「要らねぇ嘘ついてんじゃねぇヨ」

「……………」

謎に無視されたのでこっちも応戦して黙り込む。するとタイミングを見計らったかのようにゾロっとクラスメイトっぽいのが5人くらいやってきた。おかげで私は人気者みたいになって鼻が高い(?)が、私の前の席の女子が自分の席に着けなくなっちゃってるので哀れんだ。悪いね、私はクラスメイトが自分の席をぐるりと囲むドラマによくある感じ、あのグループのリーダー格の奴、みたいなシチュエーションに憧れていたんだ。だから授業始まるまで我慢してもらう。

――…君たち、前の席のお嬢さんが困ッている…一列に並んで順番にお話ししようじゃないカ…。

きっもち悪いナ。ただ…意外と、いいかもしらん(ネジはどこかへ弾け飛んだ)。この時間は前の席の奴には悪いが私は何もせん。クソヤローみたいだけど、気付かなかった、ホラ、テンコーしてきたばっかで自分の周りしか見てなくて!とか、人で隠れてて君が困ってるのがわからなくてね…ワルカッタ。とか言えば解決じゃ。良い良い。問いただされても逃げ切れる自信しかねぇ。

頭の中で高笑いをしていたら、大丈夫?と失礼にもほどのありそうな質問が聞こえた。

「……サン?…賀サン?おーい、ダイジョブー?」

「…大丈夫デスケド」

ありゃ、無愛想になっちった。わざとですけど。いやぁ、ポーカーフェイスは得意ヨ?ババ抜きしたら私に勝てねぇから。ゼッテー。今度教えてやるよ、イカ様(おい)。