ヤベー奴来ちゃったよ編 7

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「………」

頭の中で3秒数える。3秒後に何も起きていなければ、靴脱いで上がらねばならん。時間がないはずなのに何故3秒待つのと聞かれそうだけど、それは私がオカアサマに期待して信じて待っているからだよ。早くハンカチティッシュ持って来てくんねぇかなー…

……、そもそもオカアサマは私の女子力グッズがどこにあるのか知ってるのか?知らないよな、ハンカチなんて最近一度も持ち出してない。台ふきでなんとかなってたからさ(笑) ティッシュも…、いやティッシュに至っては私がその場所知らねーわ。仕方ねぇ、私が自力で入手してやるか。

せっかく履いたスニーカーを脱ぐ。走りやすいけどさ、履くときにかかとを入れるのが時間掛かってまどろっこしいよねスニーカー。そんなちょい履くの大変な履物を玄関に小学生みたいに放置して、廊下に上がる。

台所の扉を、今朝何回目?って思い出して数えたくなる雰囲気で前のように勢いよく開け、今度は息は切らさず、代わりに呆れたような長ーいため息をついてみせた。この息には「なんで無反応なのさ」という感情を込めてみたが、うちのオカアサマは気付くだろうか。

「忘れ物?昨日用意しておかないからでしょ」

…ディスられた。まぁ正論だし?私が昨日の夜、早寝が流行っとんじゃ!とか言って午後8時に寝なければよかったかもしれんが、今日はいつも通りの時刻に寝るってことで万事解決せんかねぇ…。しねぇよな。わかってた。

ジャバジャバと皿を洗っていくオカアサマに、割るなよーと一言嫌味みたいなコメントを与えて、私はさっそく女子力探しの旅に出る。まずはハンカチ。あれはたしか自分の部屋の机の引き出しの中に全く使っていない新品の貰い物の布製のハンカチが…、って、ねぇ誰か「ハンカチは布だよ」って言ってくんない?私それ言ってもらえたらハンカチで言ってくれた人の口抑える。

タンタンと階段を上り、部屋をカチャっと開ける。目が覚めて、つられて頭も覚めてきたらしい、息切れしないぞオイ!私のスタミナはかなり通常運転モードに入ったようだ。…どこかの、自転車に乗ったり運動する機会がほとんどなくて、それなのに食欲が収まらないので図書館に逃げるしかねぇわと作戦立てるものの、平日しか開いてないので今から休日の過ごし方に不安の声を上げている受験勉強法迷走中の咲兜とは大違い。

ドアの向こうから見えたのはまず派手などっかのなんかのバンドのポスター、と言うと今どきな感じがするかもしれないけど、私の部屋にはそういうポスターはない。壁に掛かってたり貼り付いてたりするのはカレンダーくらいだな、ウン。

脱ぎ捨てたパジャマの上を見つけて、効率重視型の私はそれを拾い上げる。ハンカチをゲットして降りるときに洗濯機にボーンしちゃおう。カーペットも何も引いてないフローリングの上を歩き、靴下の下から永遠に冷たそうな床の木の寒さが伝わってくる。これは早くミッション完了させないとしもやけになる!!

なったことはない ※あります。 机までたどり着き、引き出しの一番上、あの…薄くて広い、座った時お腹の正面にある引き出しね。そこに入ってるハンカチを取り出し、ひとまずブレザーのポケットに突っ込んでおく。後で、学校に着いてからでもいいから女子みたいに畳む。折り紙のコップってあるでしょ、あの形に折るのが流行ってんじゃなかったっけ?…え?流行ってない?

じゃあ流行らせるわ。

毎回出てくるヨ、作者

おはよう、アマゾンでセンターの過去問を買い集めようとしてますが、果たしてそれで古典なんかが学習出来んだろかと自分のことを不信に思えてきたので内閣不信任決議ならぬマイ・ンド・コントロールをしてやろうかと試作中、咲兜です。

つまり、“ゴリ押す”…!←ヤメロ

地学基礎ってどうやって勉強しましょうねぇ…。まぁなにかしら問題集を買うつもりですけれど。